今回は賃貸経営で失敗する大家さんの特徴と事例のご紹介です。
当社の長年の経験を元にお話していくので、心にグサッと刺さるぐらい内容がとてもリアルです!(笑)
でも読むと改めて勉強になると思いますので、
- 順風満帆な賃貸経営をしていきたい
- 空室問題をどうにかしたい
という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたは大丈夫?失敗する大家さんの3つの特徴
①退去後すぐに原状回復をしない人
まずひとつめは原状回復を退去後すぐにしない人です。
一般的にマンションやアパートなどの賃貸の場合、入居者退去後に原状回復を行いますが、コストを抑えるためにすぐに原状回復を行わない方がいらっしゃいます。
これはあり得ないことかもしれませんが一定数、いらっしゃいます。
なぜなら入居者が決まった後に原状回復したいという考え方があるからです。
倉川
ですが、これはあまりおすすめしません。
なぜなら内見者が色んな物件を見たときに、他の物件との差が“清潔感がない”というだけでついてしまうからです。
なのでもしあなたが原状回復をしておらず、内見されても一向に決まらない、といった場合は今からでいいので原状回復しましょう。
②頑なに募集条件を変えない人
次はなかなか入居者が決まらないのに、頑なに募集条件を変えない人です。
例えば、
- 敷金礼金の条件を下げない
- 家賃を変更しない
- 2人暮らしはNGのまま
- 外国人はNG
- 契約者が学生はNG
- 広めの部屋なのに子供NG
などです。
もちろん安易に家賃や敷金礼金を下げろというわけではありません。
ですが周辺相場とミスマッチなのは分かり切ったことなのに、ずっと同じ条件で募集を続けるのはあまりにも無謀です。
特に募集条件の場合は、だいたい2~3か月で入居希望者からの問い合わせが少ない場合は見直す必要があります。
入居条件に関して緩和してあげると入居者も入りやすくなりますので、ぜひ一度見直してみてください。
③入居者さんに対して必要以上に細かい人
次は入居者さんに対して必要以上に細かい人です。
例えば、
- 保証人の条件が高すぎる(大手会社勤めであることなど)
- 家賃の支払いは振込ではなく現金
- 監視カメラで入居者を必要以上に監視する
といったことです。
細かすぎる大家さんは、一度入居者が入ってもすぐに入居者さんに退去されてしまうことが多いです。
入居者さんは居心地の悪さを感じて、違う物件に移ってしまうのです。
干渉し過ぎは入退去を繰り返す効率の悪い物件になる事例
居心地の悪さ、についてここで私の姉の話を事例にしてみます。
私の姉は近所で有名な監視カメラがいっぱいついている物件に住んでいます(笑)
伊藤
またその物件は平均家賃よりも安く、新築でとても綺麗だったので、私の姉はあまり気にしないでおこうと思い、入居を決めました。
ですが監視カメラがいっぱいついたその物件の大家さんは、とても細かい方でした。
ゴミ出しのタイミングが少しでも早ければ掲示板に張り紙を出してみんなのさらしものにしたり、必要以上に監視カメラをチェックして指摘したり。
結果的にそのマンションに住んでいるご近所さんは居心地の悪さを感じてすぐに退去する始末。
私の姉も居心地の悪さを感じて近々退去する予定です。
ここまであからさまに細かい方も珍しいですが、もしかしたらあなたも知らず知らずに入居者さんに干渉し過ぎている可能性があります。
もちろん長期入居をしてもらう、気持ちよく住んでもらうためにケアをするのは良いですが、一度自分と入居者さんの距離感というものを考えてみるといいでしょう。
まとめ
失敗する大家さんの特徴を上げましたが、大切なのはいい入居者さんに長期入居してもらうことです。
ここで“いい入居者さん”とはなんでしょうか?
収入がしっかりしている人?何も文句を言わない人?
色々と定義があると思いますが、ここばかりフォーカスしてしまうと本末転倒です。
単純に入居者さんに気持ちよく住んでもらう、ここにフォーカスを置いてみましょう。
そう考えると条件を厳しくするのではなく、まずは今持っている物件状態を見直すことから始まります。
部屋は綺麗な状態なのか、その物件の特徴を生かし切れているのか、周辺相場と合致しているか?
長期空室が続いている場合は特に、物件の条件や部屋の状態が入居者さんの納得する形なのか、考えてみるのです。
そうすればきっと、あなたの物件に魅力を感じる入居者さんが来てくれて、その部屋を好きになって大切にしてくれて、長期入居してくれます。
ぜひ一度あなたの物件について、見直してみてください。
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