台風被害ではどの保険が適用されるのか?

こんにちは、LivingTokyoの伊藤愛です。

先日の台風、皆さんは大丈夫でしたか?

被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 

今回の台風ではメディアで台風の様々な被害について取り上げられました。

その放送の中では、

「どういう保険が台風の時有効的なのか、全然知りません。知りたいです。」

という意見がありました。

 

そのため今回は、

  • どの保険が台風の時に活躍してくれるのか
  • 全額補償されるのか
  • 被害を受けた時にやっておきたいこと

などを、実際に台風19号の被害を受けた事例を元にご紹介していきます。

 

まずは火災保険について知ろう!

台風による被害を受けた時に、活躍してくれるのは火災保険です。

なので、まずは火災保険の基本的なところを知っておきましょう。

 

火事だけじゃない!ほとんどの災害で適用できる火災保険

火災保険と聞くと、どうしても火災という言葉に引っ張られて、

「火事の時にしか適用されないのではないか?」

と思われがちなのですが、実はそうではありません。

 

火災保険では基本的に、

  • 火災
  • 落雷
  • 破裂/爆発(ガス漏れで爆発など)
  • 風災/雹災(ひょうさい)/雪災
  • 水漏れ
  • 水災
  • 盗難
  • 集団行動による暴力(デモ暴動によって家が破壊されたなど)
  • 建物外部からの落下や衝突(車が家に突っ込んできた)

上記をカバーする保険になっています。

倉川

もちろん契約によっても例外がありますが、基本上記はカバーされています。

つまり火災保険はとても万能な保険なのです。

正直、火災保険に入っておけばとりあえずOKということもできます。

 

台風で被害にあった時は半分ぐらいの補償。全額補償されない

ただし火災保険が万能だからといって、先ほど紹介した被害を受けた時に全額補償されるかといったらそうではありません。

今回の大型の台風であってもそうです。

倉川

当社では何度か火災保険の請求をしていますが、家財などの被害総額を出した請求書に対して、だいたい請求した分の半額ぐらいが返ってくるケースがほとんどです。

ただし見舞金が出たりなどして、予想よりも多く請求額が返ってくるケースもあります。

 

今回の台風は補償される?実際の被害事例を見てみよう。

実際に今回の大型の台風により水漏れ被害を受けた代表倉川の自宅を例にご紹介します。

倉川

今回の台風には参りました。先日の給湯器故障に続き、台風による漏水ですからね・・・トホホ

賃貸経営している大家さんにとってもためになる事例なので、ぜひ読んでみてください。

 

一軒家で台風により水漏れしたケース

代表倉川の自宅は、一軒家で一番上は屋上になっています。

そして台風により、屋上にたくさんの雨が降り注ぎ、様々なものが風にあおられ、排水溝にたくさんのゴミが溜まって詰まってしまいました。

そしてそれにより、水の流れが阻害され、その下の階の天井から漏水!

漏水は天井の一箇所のみに留まりましたが、しばらくの間漏水した所の下にバケツを置く羽目にあいました。

今回の代表倉川自宅の場合、台風による水漏れと認定され、火災保険から保険金が降りてきました。

倉川

排水溝にゴミが溜まって結果漏水してしまったというのは、今回の台風でも多いようでした。

また今回の場合、見舞金という形で保険金もおりたので、想定よりも多くの保険金を受け取ることができました。

倉川

正直見舞金がおりるかどうかは、その時にならないと分かりません。

 

漏水が起きた時:写真を必ず撮っておくこと

そしてこのような漏水が起きた時は、必ず漏水の様子が分かるように写真を撮っておくことが大切です。

倉川

本格的なカメラではなく、スマホ等の写真で充分なので複数枚撮っておきましょう。

またもしテレビやソファなどが漏水の被害にあった場合は、必ずそれらを捨てずに取っておきましょう。

証拠となります。

 

漏水が起きた時:自分たちで修理しないようにしよう

そして漏水が起きた時は自分たちで勝手に修理しないことがポイントです。

まずは入っている火災保険の会社に連絡するようにしましょう。

管理会社に委託している場合や、賃貸のマンション・アパートに住んでいる場合は、ひとまず管理会社に連絡すればOKです。

 

台風の被害で保険金がおりないケース

ただし今回の台風により、保険金がおりないケースがあります。

それは経年劣化の場合です。

例えば、台風により大量の雨水が排水管に流れ込み、それにより排水管が壊れた場合、経年劣化と見なされることが多いです。

これは台風であっても、普通に使用していた場合も同じです。

 

ただし排水管が壊れ、それにより水漏れをして家財に影響が出た場合は、

  • 排水管の工事費用:出ないことがほとんど
  • 家財の保険金:保険金がでる

といった形になるので、排水管は経年劣化だからと諦めずに、まずは管理会社に相談してみることをお勧めします。

 

ただし管理会社によっては、すぐに対応して欲しいのに対応が遅かったりするケースがあります。

その場合は、ご自身で対応していただくのが一番ですが、当社では入居者さん・大家さんにそのようなことはさせません。

水漏れが起きた時などはなるべくすぐに対応させていただきますし、そのあとの保険会社とのやりとりもスムーズになるようにサポートさせていただいているからです。

 

もし今回の台風により、管理している物件の工事が必要になったり、何かお困りのことがあればぜひご相談ください。

当社ではそのようなトラブルに遭われて、自分では管理しきれないと、当社に管理をお願いされたお客様も多くいらっしゃいます。

なので、同じようなお悩みをお持ちであれば、ぜひお気軽にご相談ください。

お待ちしております。

大家さんのお悩み事、どんなことでもご相談ください!

「管理会社が何もしてくれない」「空室で困っている」などの困りごとがあれば、当社までお気軽にご連絡ください。担当者から追ってご連絡させていただきます。

お問い合わせはこちらから

LivingTokyo株式会社

お電話やメールからもお問い合わせいただけます。

・電話:03-4570-2323
・メールアドレス:staff@living-tokyo.co.jp